諏訪地方、直伝の味噌作り 1

諏訪地方、直伝の味噌作り 1

これは諏訪地方だけの事ではないと思います。
それは味噌を買いに行くと言う事が、恥ずかしい事だったのです。
味噌は自分の家で作る物だったのです。
自分の家で作った味噌が一番良い味噌だと言うのが、どこの家でも昔は自慢にしていたのです。

他所から来たばっかりの人はしょうがないから、味噌を味噌屋さんに買いに行ったものです。
顔も見られないようにしてこそこそ買いに行ったと言うのですから、時代を感じさせられます。
明治初期の頃でしょう。
この頃からすれば、手前味噌と言う言葉の所以も分かるものです。
自分の家で作った味噌と言う意味だったのです。
でも、今でもそうなのに当時の個人の家に味噌作りの設備などなかったでしょう。
醸造の知識にしても大してあるはずもないのです。
では、一体どの様にして味噌を作っていたのでしょうか?

春先になると、味噌作りは始まります。
まずは、大豆を大釜で煮るのです。
煮上がった大豆を大きな木桶に移します。
それをまだ熱いうちに踏みつぶします。
それを小さな玉にして小分けします。これを味噌玉と言います。
さらにワラで結んで軒先に吊るしておきます。
こうしておくと、味噌玉の周りにカビが付くのです。
これが麹菌の役をしていたのです。

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